家事代行のお仕事は危険？

家事代行スタッフとして働きたいけれど、知らないひとの自宅で仕事をするって危ないかな？…と不安に思う方もいますよね。

『私は大丈夫』と思っても、若い女性が独身男性の自宅にあがるのはやっぱり不安に思うもの。事故や事件は起きてからでは遅いのです。

今回は、家事代行スタッフのお仕事を考えている方を対象に、家事代行の危険性をまとめました。

この記事を読めば、過去実際に起きた家事代行のトラブルがわかるだけでなく、安心・安全にお仕事を続けるためのポイントを理解できます。

※本記事は、家事代行のお仕事目線で危険性を解説しています。家事代行の依頼者目線のトラブルは以下の記事をご覧ください。

≫家事代行はトラブルが起きやすい？

家事代行の危険性

そもそも家事代行とは、家事経験を持つスタッフが、利用者の代わりに家事を行うサービスのことです。家事の中には、掃除・炊事・洗濯などが含まれています。

最低限の家事スキルがあれば誰でも出来るため、女性のお仕事や主婦の副業、お小遣い稼ぎにも人気の職業です。

しかし、家事代行スタッフは依頼者の自宅で仕事をするため注意も必要です。特に若い女性の方は、事故や事件に巻き込まれる可能性がありますので、事前調査を怠らずにしましょう。

『ゴミ屋敷、汚部屋の掃除を任された』
『掃除の仕方を教えると、身体を触られた』
『お客様がわいせつな動画を見始めた』

頻繁ではないですが、家事代行スタッフのハラスメント被害も一部発生しています。お仕事を選ぶ前には、必ず安心して働ける職場か、今一度確認をしておきましょう。

家事代行で実際に起きた事件

家事代行の危険性をより身近に感じてもらうためにも、実際に起きた家事代行の事件についてご紹介します。

家事代行のお仕事中にAV鑑賞

2020年9月に、家事代行業者CaSy(カジー)のスタッフが、依頼者による性的ハラスメントを受けた被害がありました。

被害を受けたのは、30代女性の家事代行スタッフ。依頼主の男性は、裸で腰に手拭いを1枚巻いた状態で浴室から出てきて、アダルトビデオを鑑賞し始めたものでした。

被害を受けた女性は、10年以上続けてきた家事代行が出来なくなり、心療内科に通っています

参考：家事代行サービスで｢密室の性被害｣どう防ぐ…AV見始め全裸になる顧客も

この事件が起きてからは、家事代行業者CaSy(カジー)は、利用者の本人確認や犯罪履歴のチェックを原則化、家事代行スタッフが安心して働ける職場づくりを強化しています。

この事件以外にも、ベビーシッターによる犯罪や事故、ペットシッターによる事件など、家事代行中の犯罪や事故は実際に起きています。

犯罪を未然に防ぐためにも、

以上３つを学んでおきましょう。

家事代行スタッフとして安全に働く方法

家事代行の犯罪や事件に巻き込まれないためには、家事代行スタッフとして安全に働く方法を知っておくことが大切です。

それぞれ解説します。

①大手企業の家事代行サービスを利用する

最も安心して働けるのは、大手企業が運営する家事代行サービスです。

例えば、べアーズ や ダスキン メリーメイドサービス などが含まれますが、大手企業が運営するサービスは、本人確認や犯罪履歴をしっかりチェックしています。

また比較的、利用者側の価格が高いため、家族持ちの依頼者や、民度の高い依頼者が多い傾向にあります。

反対に、利用者側の価格が安い家事代行サービスは、独身男性の依頼者や、民度の低い依頼者も増えていきますので、料金帯を比較するのも良いでしょう。

ただし大手企業の家事代行サービスは就職倍率も高いです。安心して働くためにも、履歴書や職務経歴書、面接の準備はしっかりしておきましょう。

②不安な仕事はきっぱり断る

『独身男性の自宅は不安』と思えば、事前に所属サービスの担当者(マネージャー)に、不安の旨を伝えておきましょう。

会社としても不安なことは早めに知りたいですし、不安の解消のために動いてくれない企業は、働くスタッフとしても危険を伴うため企業チェックにもつながります。

また依頼があった際も、利用者のプロフィール情報から少しでも違和感を感じるようなら、早めの相談がおすすめです。ひとりで抱え込む必要はありません。

③辞めたいと思ったらすぐに辞める

利用者の民度が低かったり、会社のサポートに違和感を感じたら、家事代行スタッフを辞めてもいいんです。

お仕事はひとつだけではありませんし、家事代行以外にも働ける職業はたくさんあります。

家事代行の経験を生かした転職はもちろん、起業や独立、ハウスクリーニング業の転向など可能性は無限大です。

家事代行サービスを変えることも出来ますので、不安に感じたらすぐに辞めることも考えておきましょう。

安心して働ける家事代行業社の特徴

それぞれ解説します。

①依頼者の身分証明書を確認している

依頼者の身分証明書を取得している家事代行業者は安全性が高いです。

一般的に家事代行サービスに限らず、就職/転職サービス、マッチングアプリなどは、身分証明書の提出が必須です。

身分証明書を提出することで、本人確認や過去の犯罪歴の確認まで出来るため、家事代行被害を減らすことにもつながります。

またもしもの事件が起きた時も、身分証明書を控えているため、事件解決（該当者の逮捕）までの時間も短くなります。

②仕事を選ぶことができる

家事代行のお仕事は、働く場所や働く時間を調整できるため、出来るだけ融通の効く会社を選ぶことをおすすめします。

特に子供がいるご家庭の場合は、自宅付近であったり、対応時間も昼間の方が働きやすいですよね。

他にも『独身男性の家はNG』や『料理代行はNG』など、自分の好きなスタイルで募集をかけることも出来ますので、仕事の調整がしやすい会社を選ぶと良いですよ。

③会社のサポートが信頼できる

事故や事件に関わらず、トラブルが起きた時に対処してくれる会社の方が家事代行スタッフは働きやすいです。

実際に家事代行のお仕事をしていると、以下のようなトラブルが発生するケースもあります。

トラブルが起きた際に、依頼者と直接話すよりも、会社のサポート担当が変わってくれた方が安心ですよね。

これから職場を探す方は、事前に会社のサポートはどこまでしてもらえるかを確認しておきましょう。

安心して働ける家事代行サービスTOP3

ここからは、かじなびが選ぶ『安心して働ける家事代行サービスTOP3』をご紹介します。

べアーズ

Bears(べアーズ)は、株式会社べアーズが運営する家事代行サービス。2021年5月時点で、58,000人以上の登録スタッフがいます。火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の家事監修もしており、家事代行スタッフとしての働きやすさも高いです。

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ダスキン メリーメイドサービス

ダスキン メリーメイドサービスは、日本全国対応している家事代行サービスです。運営会社は、ミスタードーナツを運営する株式会社ダスキン。教育制度も整っていますし、会社のサポートも充実している働きやすい職場です。

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CaSy(カジー)

CaSy(カジー)は、株式会社カジーが運営する家事代行サービスです。過去にハラスメント事件を経験した企業ですが、利用者の本人確認や、犯罪履歴のチェックを原則化しています。安心して働ける職場作りにも前向きのためご紹介いたします。

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家事代行に危険を感じた時の対処法

もしも家事代行中に危険を感じたら、次の対処法をとりましょう。

それぞれ解説します。

①現場から離れる

少しでも危険を察知したら、まずは現場からすぐに離れましょう。会社の連絡や警察の連絡の前に、自分の安全を確保してください。

『急に現場を離れていいのだろうか…』真面目に考える必要はありません。危険に晒されたら、まずは逃げることが大切です。

部屋の外に出る口実が必要であれば『会社に電話をします / 会社から電話がかかってきました』と嘘をつく勇気も必要です。

②会社に連絡をする

現場を離れたら、まずは会社に連絡をしましょう。

具体的に何が起きたのか、事実を伝えることでその後の対応を考えます。この時、現場には戻らないように注意しましょう。

会社から現場に戻れと言われても、あなたの不安や違和感は正しい可能性が高いため、決してひとりで戻ってはいけません。

会社のスタッフと一緒に戻るか、別担当者に伺ってもらうか、会社の対応に任せることが大切です。

③警察に通報する

会社の連絡を終えたら、警察の通報も考えておきましょう。

特に、暴力を振られたり、身体を触られるようなハラスメント被害を受けた場合は、刑事事件にも発展します。

もしも会社から口止めを要求されたとしても、警察に通報することが正義です。家事代行の事件を少しでも減らすためにも、警察への通報も念頭に置いておきましょう。

まとめ

今回は、家事代行の危険性についてご紹介しました。

この記事の要点をまとめます。

この記事を読んで、家事代行を使ってみたいと思った方は、家事代行サービスの比較記事を、メリットやデメリットをもっと知りたいと感じた方は、家事代行のメリット｜家事代行のデメリット についてもご覧ください。

その他、家事代行の気になる質問がありましたら、是非コメント欄に記入いただけますとご返信させていただきます…！

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